WordPressの基本操作ガイド① – 納品後のサイト管理をスムーズに

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WordPressで作られた新しいホームページやLPが完成し、制作会社から納品されたものの、WordPressの具体的な操作方法が分からずお困りではないでしょうか?

サイトの納品後、コンテンツの追加や更新は基本的にはお客様側で行っていただくことになります。しかし、初めてWordPressに触れる方にとっては、どこから手をつければよいのか・・・と戸惑うことも多いでしょう。

そこで、全3回に分けて、WordPressの基本操作ガイドとして、基本操作や記事の投稿方法を「サイトを納品されたばかりのお客様(担当者)」向けに解説していきます。
本記事では、第1回目として、WordPressの管理画面の基本的な操作方法と、頻繁に使用する機能の概要について解説します。難しい専門用語は極力避け、初めての方でも安心して操作できるようにわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

WordPressの管理画面について

まず、WordPressの管理画面についての解説をしていきます。

WordPressダッシュボード画面

WorPressの管理画面にログインをすると、このようなダッシュボードの画面が表示されます。そして左側にはたくさんのメニューが並んでいます。これらは、サイトの制作方法やインストールされている機能(プラグイン)などによって項目が変わることがありますので、必ずしも一致していなくても問題ありません。

そして、このメニューのほとんどが開発中に使用するもの、すなわち制作者側が使用するものになります。お客様がコンテンツの追加や更新を行う場合に主に使用する箇所は3ヶ所、多くても5ヶ所程度です。すべての項目の使い方を覚える必要はありませんので、ご安心ください。

むしろ、今回解説する以外の箇所を適当に操作してしまうと、意図せずサイトが崩れてしまったり、正常に表示されなくなったりする可能性があります。基本的には、この記事で解説する箇所以外の操作はなるべく控えていただくようお願いをしています。

サイト管理で主に使用する機能

WordPressで管理をする際に使用する主な機能は以下の6つです。

  • サイト表示
  • 投稿
  • メディア
  • 固定ページ
  • ユーザー
  • 設定

1〜4については頻繁に使う機能、5・6については、頻度は高くありませんが、場合によって使用する可能性がある機能となります。

WordPressダッシュボードのメニュー説明

それでは、それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。

①:サイトの表示

WordPressの管理画面ではなく、実際のサイトの表示を確認したい場合は、この左上のサイト名のところを押します。ちなみに、Windowsの場合はShiftキー、Macの場合はCommandキーを押しながらここを押すと別タブで開きますので、サイトと管理画面を行き来しやすくなります。

②:投稿

投稿機能は、その名の通り、「お知らせ」や「ブログ」などの記事を投稿するための機能です。「新規投稿追加」ボタンから、タイトルや本文を入力することができます。内容を入力し、保存して公開すると、サイトに反映されます。

基本的に、記事を追加したい場合は、この投稿機能を使用して記事を作成していきます。作成した記事は自動的にサイトに反映され、一覧ページなどにも表示されるようになります。

WordPress投稿追加画面

③:メディア

メディアは、サイトに表示される画像やファイルなどのメディアデータを管理する場所です。ここに保存されている画像がサイト上で表示されているため、誤って削除してしまうとサイト上の画像も表示されなくなってしまいますので、注意が必要です。

個々の画像をクリックすると、その詳細情報を確認することができます。記事を投稿する際に画像を使用する場合は、事前にこのメディアライブラリに画像をアップロードしておくと、記事編集が楽になります。

「メディアファイルを追加」ボタンからファイルを選択してアップロードするか、画像ファイルをメディアライブラリの画面上にドラッグ&ドロップするだけで簡単に追加できます。アップロードした画像は、投稿や固定ページの編集画面から選択して使用することができます。

WordPressメディアライブラリ画面
WordPressメディアライブラリ画面

メディアは「画像の保管場所」と考えておくと分かりやすいでしょう。

④:固定ページ

サイトによって固定ページにページがない場合や、あっても中身が空のケースもあります。納品されたサイトに固定ページがない場合は、この項目は読み飛ばしてしまって結構です。

固定ページには、サイトの各ページの内容が保存されており、重要な役割を果たしています。
例えば、トップページであれば、トップページのデザインとコンテンツが保存されています。会社概要ページであれば、そのページのデザインとコンテンツが格納されているという形です。ページごとにデータが保存されているとお考えください。
そのため、サイト内の文章や画像を変更したい場合は、該当の固定ページで編集することで対応できます。

WordPress固定ページ画面


ただし、注意点として、固定ページの編集画面に表示されている内容と、実際のサイトに反映されている内容が異なる場合があります。これは、基本的なデザインやコンテンツは固定ページで作成されていますが、細かいカスタマイズやスタイルを調整するためのコードを、固定ページの下部やその他の箇所で追加で書くことによって、今のデザインが実現しているためです。
そのため、固定ページのベースデザインと、カスタマイズで書いたコードが組み合わさって、実際のサイトに反映されているという仕組みになってます。なので、実際に反映されている画面と全く一緒ではないということだけご承知おきください。

このカスタマイズ用のコードは専門的な知識が必要となるため、このコードをさわってしまうと、意図せずサイトが崩れてしまう可能性がありますので、さわらないようにお願いいたします。

⑤:ユーザー

ユーザー機能は、WordPress管理画面にアクセスできるユーザーを管理するための機能です。「ユーザーを追加」から、ユーザーを追加することができます。
ユーザー名、メールアドレス、パスワードなどの情報を入力し、役割(権限レベル)を設定します。今後WordPressを管理する担当者が増えた場合は、この機能を使って新しいユーザーを登録するとよいでしょう。

WordPressユーザー追加画面

⑥:設定

設定メニューでは、サイト全体に関わる様々な設定を行うことができます。一般設定、表示設定、パーマリンク(=URL)設定など、複数の項目があります。

基本的には納品時の設定のままで問題ありませんが、サイトのタイトルやキャッチフレーズを変更したい場合などに使用します。

WordPress設定画面

保守管理の依頼

管理画面の基本的な操作方法を解説してきましたが、とはいえ、本業の仕事がある中で、慣れないツールをさわって更新していくのは、意外とストレスだったりもします。

一言で記事投稿といっても、なかなかうまくいかずに時間がかかったり、サイトの表示が崩れてしまうリスクがあったり、画像の設定(代替テキスト・リサイズ・容量の圧縮)など、注意しなければいけない点も意外と多くあります。

そのような時は、制作会社が提供する保守運用プランに入るのもお勧めです。
制作会社によって異なりますが、保守・運用として、投稿作業やコンテンツの更新はもちろん、セキュリティ対策・バックアップなど、サイトを安全に保つための様々なサービスが含まれています。また、SEO対策やアクセス解析など、サイトの成果を高めるためのサポートも受けられるプランも多いです。
専門家に任せることで、ミスなく効率的にサイト運営ができるだけでなく、本来の業務に集中できるというメリットもあります。

保守運用プランのメリット

  • サイトの維持・管理(コンテンツ更新、システムアップデート、セキュリティ対策、バックアップ)
  • 集客などを狙った成果向上の運用(SEO対策、アクセス解析レポート)
  • 専門家に任せられる(ミスの回避、効率性、本業への集中)

Co-Creationでは、「お客様の事業のいちWEB担当者になる」というコンセプトで、保守・運用プランをご用意しています。

コンテンツの追加・修正・更新はもちろん、データのバックアップ、内部SEO対策、表示高速化対応、システムの定期的なアップデート、サイトのアクセス解析とレポートによるミーティングの実施、改善案のご提案など、サイトを育てていくためのプランをご用意しております。

まとめ

今回は、WordPressの管理画面の基本的な操作方法と、頻繁に使用する機能の概要について解説しました。
初めは複雑に感じるかもしれませんが、実際に使用するのは主に「投稿」「メディア」「固定ページ」の3つです。これらの基本操作を覚えることで、サイトのコンテンツ管理を効率的に行うことができます。

サイトを最大限に活用するためには、定期的な更新やその後の運用が重要です。この記事を参考に、ぜひ積極的にコンテンツの追加・更新を行ってみてください。

操作方法について不明な点があれば、いつでもご相談ください。Web制作のプロフェッショナルとして、お客様のサイト運営をサポートいたします。

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